カゾエル
サイネージ視聴率計測
テレビに視聴率があるように、看板にも視聴率を。画面の前を何人が通り、何人が何秒見たかを、映像を現場から出さずに数えます。すでに客先で稼働しています。
対象: デジタルサイネージを運用している方・店舗や施設の運営者
価格
1 ノードあたり。機材(カメラ・小型機)・設置・現地キャリブレーション込み。2 台目以降は設置費が下がります
1 ノードあたり。30 分刻みレポート(CSV)・稼働監視・レイアウト変更時の閾値再調整
価格は税別です。カメラは新規に設置します(既存の防犯カメラへの接続は現在対応していません)。
何を測るのか
「人が何人通ったか」と「その人が画面を見たか」は別の問いです。カゾエルは両方を数えます。
出るのは 30 分ごとに、通過人数・視認回数・視認秒数の合計と平均、そしてノードの稼働率。1 時間単位にしていないのは、視認が波で来るからです。忙しい 10 分と誰もいない 50 分を平均すると、いつコンテンツを変えるべきかが見えなくなります。
向きの判定は顔認識ではなく幾何です。目の中点に対する鼻の位置のずれから、スケールに依存しない角度を出しています。顔の特徴量は一度も作られません。
映像は現場から出ません
外に出るのは 6 つの数字だけです — ノード名・日付・時間枠・視認回数・合計秒・平均秒。映像も静止画も個人を識別する値も、一切送信しません。
これは運用ポリシーではなく作りの話です。クラウドに映像を上げる方式では、個人情報保護法とプライバシーへの対応設計に別途 30〜80 万円かかると言われています。カゾエルにはその工程がありません。
デモ表示モードでは、計測している数値をそのまま画面に出せます。「この 4 つしか取っていない」を、文章ではなく目で見せられます。
止まったことに気づける
死んだノードと誰もいない廊下は、外から見ると同じ沈黙です。この取り違えは計測を静かに壊します。
プロセスが落ちたときだけでなく、動いてはいるが映像が来なくなったときも検知して復帰します(systemd の watchdog)。レポートには稼働率が入るので、その時間帯の 0 が「誰もいなかった」のか「測れていなかった」のかが区別できます。
導入直後には自己確認を走らせます。これは実際の事故から来ています — ある環境でライブラリの版が上がった結果、何もエラーを出さずに検出数がゼロになり、ログには正常な鼓動だけが並び続けました。
現場で合わせる
しきい値は定数ではなく現場の測定値です。カメラの位置と人の立つ距離で変わります。
答えの分かっている録画を撮り、それに対して設定を合わせます。「全員が見ている映像」だけでは足りず、「見ずに通り過ぎる映像」も要ります。何も落とさない設定が緩いのか正しいのかは、落ちるべきものが無いと判断できないからです。
動作には GPU を必要としません。カメラ 1 台と小型機で始められます。
これから対応するもの
現時点では以下はまだできません。できることと同じ場所に書いておきます。
追跡 ID と正規化座標、入退場の位置はすでに記録しています。過去のログにも入っているため、可視化ができ次第これまでの分も遡って出せます。
同じエンジンで検出対象を変えれば動きますが、屋外の変動する明るさと、重なった個体を 1 羽と数えるかの判定が課題です。
検出だけでは終わらず、音や光を出す機器の制御が要ります。ソフトの延長ではなくハードを含む別の段階として進めています。
カメラの実装を差し替える口はすでに空いているため、必要になった時点で対応します。現在はカメラを新規に設置する前提です。